Chromeリモートデスクトップを使用する方法を検証してみました。
「Chrome リモートデスクトップって、なんだか難しそう…」最初にそう思ったのが正直な感想でした。リモートデスクトップと聞くと、専門知識がないと扱えないイメージがあったんです。
でも、実際に試してみたら意外にも簡単!数分で設定できて、自宅のPCを遠隔操作できるようになりました。これが無料で使えるのだから驚きです。外出先から忘れ物のファイルを開いたり、友人のPCを遠隔でサポートしたり…使い方次第でかなり便利だと実感しました。
そんな私の体験を交えながら、初心者でもすぐに使えるように分かりやすく解説していきます。
Chromeリモートデスクトップとは?
簡単に言うと「遠くにあるPCを手元で操作できるツール」です。Googleが提供している無料サービスで、特別な機器や難しい設定は一切不要。Chromeブラウザがあれば、すぐに始められます。
例えば…
- 会社のPCに自宅からアクセスして仕事を続ける
- 外出先で、自宅のPCにある資料を開く
- 離れた場所にいる家族や友人のPCをリモートでサポート
こんなシーンで役立ちます。使ってみると「どうしてもっと早く試さなかったんだろう」と思うほど便利でした。
Chromeリモートデスクトップに参加するメリット
設定がとにかく簡単だったのが、最初に感じた驚きでした。最初は「ネットワークの設定とか、難しい操作が必要なのかな?」と不安に思っていたのですが、実際にはとてもシンプルで、Chromeの拡張機能を追加して、案内される手順通りに進めるだけであっという間に準備が完了しました。
さらに便利だと感じたのが、スマホからも自宅のPCにアクセスできることです。ある日、出先で「あのファイル、家のPCにしか入ってない…」と青ざめたことがあったのですが、スマホに入れていたアプリからすぐに自宅のPCに接続して、必要なファイルを開くことができました。そのときは本当に「これ、めちゃくちゃ便利じゃん!」と感動しました。
しかも、こうした機能がすべて無料で使えるというのも大きな魅力です。他のリモートデスクトップツールには有料のものも多い中で、Chrome リモートデスクトップはGoogleアカウントさえあればすぐに使い始めることができ、コストをかけずにここまで快適な環境が整うのは本当にすごいと思います。
具体的な設定手順
では、具体的にどうやって設定するのかを説明します。
※ 画像上の赤枠は説明のために付与しています。
※ 画像は選択すると拡大表示できます。見づらい場合は拡大してご覧ください。
検証シナリオとして、アクセスされるPC(Server)を「Windows11Pro(ホスト名:DESKTOP-PC001」としてアクセスするPC(Client)から接続します。
① アクセスされるPC(Server)
Googleアカウントでログイン済みのChromeブラウザで以下のURLにアクセスします。
https://remotedesktop.google.com/access
「Chromeリモートデスクトップ」アプリに関するポップアップがブラウザの右下に表示されるので「インストール」ボタンを押します。

「アプリのインストール」と通知されるので、「インストール」ボタンを押します。

右下にある矢印ボタンを押して「リモートアクセスの設定」のダウンロードを開始します。

「Chrome Remote Desktop」のインストール画面が表示されるので「Chromeに追加」ボタンを押します。

「「Chrome Remote Desktop」を追加しますか?」というポップアップが表示されるので「拡張機能を追加」ボタンを押します。

インストールされると「「Chrome Remote Desktop」がChromeに追加されました」と表示されるので「同期を有効にする」ボタンを押します。
有効にしていれば、他のマシンに拡張機能が自動的に導入されるので便利です。

その後、「インストールの準備完了」の画面に表示されている「Googleの利用規約」と「プライバシーポリシー」を確認し、「同意してインストール」ボタンを押します。

ダウンロードフォルダに「chromeremotedesktophost.msi」がダウンロードされるので、左ボタンで2回操作して実行します。

インストールが完了すると「名前の選択」が表示されますので、デバイス名を入力し「次へ」ボタンを押します。ここでは、「DESKTOP-PC001」としています。
デフォルトではデバイス名が表示されます。

続いて「PINの入力」が表示されますので、6桁以上の数値を入力し「起動」ボタンを押します。
(アクセスされるPC(Server))のパスワードになります。

これで「アクセスされるPC(Server)」の設定は完了です。
これで、他のPCやタブレット、スマホからこのPCを遠隔操作する準備ができました。

② アクセスするPC(Client)
Googleアカウントでログイン済みのChromeブラウザで以下のURLにアクセスします。
https://remotedesktop.google.com/access
「Chromeリモートデスクトップ」アプリに関するポップアップがブラウザの右下に表示されるので「インストール」ボタンを押します。

「アプリのインストール」と通知されるので「インストール」ボタンを押します。

インストールが完了すると「Chromeリモートデスクトップ」アプリが起動するので、サーバー(ここではDESKTOP-PC001)を選択する。

「アクセスされるPC(Server)」で設定したPINを入力します。
再入力したくない場合は「このデバイスに~」の欄にチェックを入れて「→」を選択します。

これで「アクセスするPC(Client)」に「アクセスされるPC(Server)」の画面が表示される。
「デスクトップは現在○〇と共有されています」と中央付近に表示されますが数秒で消えます。マウスとキーボードでそのまま「アクセスされるPC(Server)」のPCを操作できます。

これで、遠隔操作がすぐに可能になります。
Chromeリモートデスクトップのトラブルシューティング
- 接続できない!
-
まず、接続される側のPCが起動しているか確認しましょう。ネットワーク環境が安定しているかもチェック!
- 動作が遅い…
-
Wi-Fiよりも有線LANを使うと改善することが多いです。特に動画再生や作業負荷の高い操作をするときは有線がベスト。
- PINコードを忘れた!
-
設定をリセットし、新しいPINコードを設定すればOK。
Chromeリモートデスクトップを使用してみた感想
実際に使ってみて良かったと感じたのは、まず設定が非常に簡単で、初心者でも迷わずスムーズに使い始められる点です。また、スマートフォンからのアクセスが想像以上に便利で、外出先からでも手軽に操作できるのがとても助かりました。さらに、これだけの機能が無料で使えるのは驚きで、コストをかけずにここまでできるのは大きな魅力だと思います。
一方で気になった点としては、高画質の動画をリモートで再生すると、少しカクつきが見られるところです。通信環境にもよるとは思いますが、滑らかに再生できるようになるとより快適に使えると感じました。また、利用にはGoogleアカウントが必要なので、アカウントを持っていない人は新たに作成する手間がかかる点も人によってはネックになるかもしれません。
まとめ
Chrome リモートデスクトップの使い方!PCを遠隔操作する方法について紹介させて頂きました。
最初は「難しそう…」と思っていましたが、実際に使ってみると本当に簡単でした。特に、外出先でPCにアクセスできるのは想像以上に便利。
「もっと早く知っておけばよかった!」と思うくらいのツールなので、ぜひ一度試してみてください!
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